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リハビリテーション科 言語聴覚士(ST)一日密着!
みなさんこんにちは😊
本日は、リハビリテーション科で勤務している言語聴覚士(ST)の小橋さんの一日の様子をお届けします!
と、言いたいところですが、言語聴覚士(ST)と聞いて、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか❔
「どんなお仕事をしているのだろう?」と。
言語聴覚士(ST)は、
「ことばによるコミュニケーションの問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行う専門職です。さらに医師や歯科医師の指示のもと、嚥下訓練や人工内耳の調整なども行います。」
(“一般社団法人 日本言語聴覚士協会”のウェブサイトより一部引用)
とあるように、ことばの面から患者様のサポートをするスペシャリストになります✨
さて、言語聴覚士の仕事内容が少し理解できたところで、小橋さんの一日の様子を見てみましょう👀💡
(小橋さんは育休を経て復職されており、現在は時短勤務をされています。
時短での働き方にも注目しながらご覧ください!)
○午前
9:00- 出勤・申し送り・患者様のリハビリスケジューリング
*申し送りを終えた後、患者様のリハビリスケジュールを組み、一日の流れを確認していきます📝
9:05- リハビリ準備
*スプーン、コップ、とろみ剤、発音訓練の紙など、リハビリで使用する道具を準備します。
医療機器を用いてリハビリを行う理学療法士や作業療法士と比べて準備物が多いですね🧐
9:10- リハビリ業務開始
*まずは、嚥下訓練から。
首や肩をほぐす運動を行います。
また、頭を上げるトレーニングを行うことで、首の筋力を高めて、嚥下の力を強くします💪✨
*次に、発音トレーニングです👩💬
「パ」「タ」「カ」「ラ」の発音訓練をすることで、誤嚥しないように、口や舌を鍛えていきます!
*最後に、とろみをつけたお茶を患者様に飲んでいただき、飲み込み具合の確認を行います
*嚥下のリハビリは20~30分前後で行われます
*患者様の状態に応じて、顔のマッサージや口を開けて閉じたり、舌を出してしまったりするなどの口の体操も行います
12:10-12:30 カルテ記入
12:30-13:30 休けい
○午後
13:30- リハビリ業務
*座ってリハビリをする患者様もいらっしゃいます。
こちらの患者様は発音訓練に加え、認知症予防のための訓練を行いました。
文字(日付📅、天気🌞、場所、名前)を書いたり数字🕒を順番に並べることで、脳のトレーニングを行います😌
*発音訓練で使用する紙もご紹介させてください!
→言葉が書かれた紙をお見せしながら、発音のトレーニングをします。
→柿や椅子、りんごなどのイラストが描かれたこちらは絵カードになります🎨🖌️
失語症の患者様のリハビリに使われます!
16:00- リハビリ業務終了・カルテの記入等の事務作業
16:30 退勤
以上が、リハビリテーション科で働いている小橋さんの一日になります。
小橋さんはリハビリ業務の他にも患者様の嚥下機能や食事の評価を行い、その患者様にとって最適な食事形態は何であるのか考えたりする業務を行っており、業務は多岐にわたります。
そのため、患者様の状態を把握する力や根拠を明確にして相手に伝えていく力が求められます。
最後に、リハビリテーション科で勤務している小橋さんにインタビューを行いました🎤
Q.言語聴覚士を目指したきっかけを教えてください!
A.人と話をするのが好きで、医療関係の仕事を希望していました。
高校生の時の進路相談で言語聴覚士という職を知り、興味を持って目指すようになりました✨
Q.患者様と関わるうえで気を付けていることはありますか?
A.話をすることが可能な方は積極的にコミュニケーションをとり、患者様自身のことや背景を知るようにしています。
患者様の生命に関わる仕事なので、看護師などの他の職種の職員と連携を取りながら、現状の把握と適切なリハビリに努めています!
Q.今後どんなリハビリを提供していきたいですか?
A.患者様ご本人・ご家族が喜ばれる、必要とされるようなリハビリを提供していきたいです😄
また、小橋さんは産休・育休も取得されています。そこで、産休育休に関する質問も行いました🎤
Q.復帰前に不安だったことはありますか?
A.一年お休みをいただき、新たな患者様が増えたことと、病院の移転により予測がつかないことが多く不安でした。
Q.実際復職をしてみていかがですか?
A.改めて業務について学びなおしたこと、看護師などの他の職種の職員からの助けや協力もあり、現在は安心して働くことができています。
Q.子育てと仕事の両立についてはいかがですか?
A.大変なことも多いですが何とか頑張っています😊
子どもの時間と仕事の時間の気持ちのスイッチの切り替えを大切にしています。