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乳腺専門医のひとりごと…🤔💭

第2回:統計調査からみる「乳がん」

前回は、厚生労働省20239に「2022年の人口動態統計(確定数)」と2024年1月に公表された、国立研究開発法人国立がん研究センター2022年の院内がん登録データ(がん診療連携拠点病院等456施設)の統計データを参考にしながら、乳がんの死亡数についてみていきました。

 

今回も、2024年1月に公表した、国立研究開発法人国立がん研究センター2022年の院内がん登録データ(がん診療連携拠点病院等456施設)のデータをみると…

・2020年から2022年診断例の乳がんの院内がん登録数は、2018-2019年診断例の2カ年平均登録数と比較したところ、2020年診断例は100.2%とほぼ同等

2021年診断例は108.3%、2022 年診断例は112.7%と、登録数は継続して増加していました。

 

・さらに、2022年診断例を、検診発見群と非検診発見群に分け、2018-2019年の2か年平均登録数と比較したところ、両群ともに、同様の増加率を示していました。

乳がん検診受診率が伸び悩んでいることを反映して、残念ながら、非検診発見乳がん数は減少していませんでした。

しかも、検診発見例は非検診発見例と比較して約1/2の登録数でした。

 

 

・そのため、 2020年から2022年診断例の乳がんの院内がん登録では早期癌割合も向上していませんでした。

・乳癌検診学会の乳がん検診の全国集計(2019年検診分)によると、検診発見乳癌の早期癌割合は76.6%ですから

早期癌で発見するためにはやはり、乳がん検診受診率を上げる必要があるということがよくわかります。

 

 

2023年3月公表の院内がん登録201010年生存率集計をみると…

・ステージが早いほど生存率は高い。

・乳がん死亡率を下げるためには、より早期に乳がんを発見する必要があり、そのためには乳がん検診受診率を上げなければなりません。

🧑‍⚕️💭乳がん検診を受けてほしい…!!

 

統計データをみても、乳がんは早期発見・早期治療で生存率は高くなるということがわかります。

検診を受けると、なにか異常がでるかも…😟

自分は何もないし別に受けなくてもいいよね…😟

そんな不安は乳がん検診をうけて安心にかえてみませんか?

 

長野病院では、「安心を見つけにいこう!乳がん検診」というキャッチフレーズをかかげています!

乳がん検診を受けることで多くの方へ安心を届けらればと思います😊

ぜひ、長野病院健診センターで乳がん検診を受けませんか?

詳しくは健診センターまで!

ご予約・お問合せはコチラから🤗💕

TEL:0866-31-5515

 

今後も乳腺専門医による情報を定期的にお届けします!

どうぞよろしくお願いいたします✨

 

長野病院 乳腺外科専門医 伊波茂道先生 より

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